誇り

被災地ではなくても、今回の地震の被害の大きさを痛感した。仕事とは関係ない事でいつもより忙しいし、電車も運休、電話もろくに通じないし停電騒ぎ、道は渋滞、スーパーには何も無い、ガソリンスタンド待ちの渋滞には巻き込まれるは、そんなに焦って入れる事はねぇーと思うんだけどなぁ。あんなに並んで時間の無駄だし、それがまた混乱を引き起こす。俺だったら電車もガソリンも無いなら、そんな場合じゃないって事と諦めて会社に行かないよ。答えは簡単!


地震の時は家では食器棚の扉が開いて、皿が何枚か落ちた程度だった。地震直後は「しかし凄い揺れだったなぁ。これは揺れの自己新記録達成だ」最初はその程度で甘く、自分目線でしか見ていなかった。１日経って被災地の被害の状況が徐々に分かってくる。何百人の人が亡くなった。時間が経つにつれて死者は増える。一人の命でも重いのに、それが何万人なんてとんでもない事が起きたと改めて実感する。さらに日が経って、今度は避難場所での生存者の生の声など、より被災者に近い報道が流れる。跡形もない住んでいた場所を呆然と眺める人。九死に一生を得て、家族と会って涙ながらに抱き合う人。連絡が取れないまま、必死に家族を探す人。そんな安否を心配する人達の映像、あんなのもう見てられない。はやく無事に家族に会わせてあげたい。会社でも知り合いでも、実家の人と連絡が取れずに居ても立ってもいられないため現地へ向かった人が何人かいる。一人でも多くの人が助かればいいのに。

そう考えると電話が不通とか、停電や渋滞、スーパーには何も無いとか、そんな不便は被災地の人から見ればクソ食らえだ。ましてや梅酒がどうのこうのと、のんきに酒なんか飲んでる場合じゃない。


海外たくさんの国からの救助や援助、エールにも感謝で胸がいっぱいだ。それと海外の報道でもある通り、日本人のあの状況下でも冷静な対応とマナーは本当に素晴しい。海外だったら略奪や、何をするにも我先にとパニックになっている事だろう。日本人もまだまだ捨てたものじゃない。海外メディアの日本人への賞賛を聞いて、日本人でよかったと思ったよ。日本人としての誇りを持って、がんばろう日本！